ある朝私がへんなゆめから起きて見ると駅でメタルな害虫になってしまっているのにきがつました。へんしんでした。目が大きくてあしが小さくてこころがはいいろになりました。大じょうぶでしたから、しんぱいしないでください。電車の中で気をうしないしました。でも、物語のこのぶぶんをおぼえていません。
夏でしたから。夏がこの物語を書きました。でも、この朝の前に私はりかいできませんでした。この朝の前に山手さまに会いませんでした。「山手さま」は東京で人を食べる物の名前です。一人ではありません。わたしのカフカの本とことばの「スミマセン」がありました。田ばたでのりかえるからカフカを読みたかったです。でも、アメリカに帰るまで、それを読んでいませんでした。私達は山手さまの地下のハイブの中をさんぽしました。てつの口の上にのりました。どうしてと思いますか。
えと。。。私がちょっとおされました。人を食べる物の青い手先になりました。山手さまのおなかにたくさんおばあさんさんがいました。たくさん学生がいました。たくさんサラリーマンがいました。みんながいました。わたしも。本も。「スミマセン」も。
田中さんのひふは私のじんぞうでした。小林さんのすいぞうはわたしのはいがんでした。山手さまの肉になりました。でも、害虫のおなかはとてもしずかでした。害虫はしょうかしました。ときどきグニョグニョしました。私達はちかてつになりました。
私はむいみだということを習いました。私はきわめてじゅうようだということを習いました。大きくて小さくてはい色になりました。
それから、何もおぼえていません。きぜつしました。
でも、これは夏と松本さんのひぞうと東京と地下鉄と害虫とカフカと私が一つのからだになった物語です。
日本語お上手ですね。
ReplyDeleteカフカは私の最も好きな作家の一人です。
あなたの物語は村上春樹の作品の様に素敵ですね。